【何気なく行う事の重要性】
朝起きて、顔を洗う。トイレに行く。食事をする。歩いて駅に向かい、階段を登る。考えたこともない、ごく当たり前な毎日の動作を考えてみたい。人は起きて寝るまでに何回関節を動かすのでしょうか。筋肉をどれくらい使うのでしょうか。例えば、一日6000歩歩いたとします。片足に3000回の衝撃が加わります。もし関節の一部が硬かったり、筋力が落ちていたら、体へのストレスは確実に蓄積されていきます。体をどう使うか、それ次第で負担となるか否かが決まります。
【日常に健康行動を導入する】
食事について考えてみてください。ただ、好きなものを好きなだけ食べていたらどうなりますか。きっと、これほどまで寿命が伸びなかったと思います。今、皆様も「これはカロリーが高い」「タンパク質が、、、」など考えながら食事を少なからずしているのではないでしょうか。空腹を満たすだけの食事ではなく、体にとって良いものを食べる事を考えているはずです。
動作や運動はいかがでしょうか。かがむ、座る、立つ、歩くなどその動作は体にとって良い動作をしているでしょうか。運動は好きな事ばかりになっていませんか。その運動で健康になると思っていませんか。動作や運動も食事と同じではないでしょうか。体にとって歩き方や座り方をする。自分にとって必要な運動機能を維持させる運動をする。そんな概念が当たり前になる日が来ることを願っています。
【ヒトは考える事ができる存在です】
私たちは物事を考え、前に進む力をもっています。最近はすぐ調べる事ができる情報社会になり、個人の力でもできない事はないくらいになりました。しかし、本当に進むべき道なのか、日々悩み考える事が大切だと思います。考える力を失い、行動が作業化しないよう意味をもった生活でありたいと感じています。