MPシステムの必要性

【人の体に携わるという事】

人の体について分からない事は多くあり、日々医療は進化しています。治す事がこれほど難しい中、予防の分野では様々な方法が簡単に勧められたりします。私はこれにとても違和感を感じます。本当に対象者の方の事を考えると、様々な事を熟考するものです。ましてや方法論が先走り、人を当てはめるなどといった事は有るまじき内容だと感じています。

【今できる安全性を最大限に】

Prevention(予防)の分野では医師の見解を仰ぐ必要が絶対的にあります。Medical(医師の)アドバイスや適宜のチェックをもらいながら運動を行うことは、安全性を高めるために重要なことです。またPrevention(運動施設側)で気になる体の変化を速やかに抽出できます。Medical-Prevention双方の情報を共有しながら、人を診ることを推奨します。

【メリット】

例えば不調がある場合、整形外科を受診して画像検査を受けて頂き、骨・関節つまり構造的に異常がなかった場合は、運動施設側で関節の動き方や、筋力、使い方などの機能面についてチェックをして、必要な運動プログラムを作成していきます。もちろん、自分でできる(セルフケア)の獲得を目指していきます。運動を始める前に構造的に異常が無いという結果を得ることで安心感があり、またそれを知った上でプログラムを立てていくので的確な結果が得やすいと考えています。

【全ては健康教育につながる】

医療も予防も健康教育という側面では一貫した関わりが必要です。自分の体に目を向ける事がとても大切です。自分の体の特性を知り、体に合った方法でケアする。自分でチェックできるようになる。そんな概念が浸透することを目指したい。