対話から始まる健康

健康には、主体性が必要です。健康な人の真似をしても健康にはなれません。自分の健康法をみつけることが大切です。

身体づくりに関して、運動とは非常に重要なコンテンツです。持病を呈されている方など、身体特性は個人差が大きいため、個々に応じた対応が必要不可欠です。運動機能の正常な働き、そして病的な働きを熟知した理学療法士の関わりなくして、この身体づくりはできません。

理学療法士も能力の個人差がとてもあります。有資格者だから、誰でも出来るわけではありません。知識、技術は言うまでもありませんが高い水準を求められます。そして、最も大切な事がクライアントと同目線に立ち、認知プロセスを同期させ様々な展開を起こし、外化し合う(対話)と言うことです。

健康の先に何があるのでしょうか。

私も未だに答えはありません。しかし、気付いた事があります。健康の先へ行くためには「役割」が必要だということです。高齢になっても何らかの社会的役割が必要です。そのためには人が主体的でなければなりません。

全ては対話から始まります。対話を通じて人は学習し、成長できるのではないでしょうか。私も引き続き、多くの方との関わりの中で「健康の先にあるもの」が何かを見つけて行きたいと思います。