大好きな先生

2016月6月に私の大好きな先生は逝きました。突然の知らせでした。電話で知らせを聞いた時は暫く体が動かなかった事を覚えています。

【回想させて下さい】

2012年に私は眼の手術を受け、仕事ができない時期がありました。経済的に大変だったことは言うまでもありませんが、生き甲斐である仕事ができなかった事は精神的にかなり負担となりました。2013年にどうしようもない私に手を差し伸べて下さったのが先生でした。未だ世間の何一つ分かっていないような私を見守り仕事を与えて下さりました。

【先生の見据えた未来】

先生は理学療法を愛されていました。最も忘れられない場面は先生の問診でした。とても長い問診でしたが、横で聞いている私までその方の問題点が全て分かる程の的確な進行でした。そして問診が終わると必要最低限のアプローチで結果が出ていました。患者様の体への影響を最小限に配慮されていたのだと思います。あの時の患者様のお顔もまた忘れる事ができません。技術の高みを目指していた当時の私にとって、衝撃的な瞬間でした。先生は疾患を診るのではなく、人を診ていました。頭が上がりませんでした。そんな先生と一緒に過ごさせて頂いた時間は私の財産です。先生が見据えた未来は医療専門職が先頭に立ち、「動きたい体をつくる」主体的な健康社会でした。

【私の目指すもの】

先生とご一緒させて頂いた時間はあっと言う間でした。先生のしたかった事を私が引き継いでいきます。最近はYouTubeを始めたり、新しい試みも増えてきました。少しでも多くの方と一緒に健康とは何かを考えたいと思っています。先生!みてますか!?こんなにも盛り上がっていますよ!!あの時、目指した事は間違っていませんでした!10年かかりましたが、やっと実り始めました!!これからを楽しみに見てください。私の目指すものは先生が目指したそれと同じです。OMEZASは宝物です。

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